| 住まいに関する意識には個人差があり、一概にリフォームに適した時期は断定できませんが、大きく分けて二つの傾向がみられます。
第一は老朽化による定期的な整備で、築後七〜十五年の住宅を中心にした外壁、屋根塗装と、お風呂、台所、トイレなど水回りのリフォームです。今年は外装を、来年は水回りを―という具合に計画的に進められるケースが多いようです。
ここで気をつけたいのは、まとめて工事をすることによって経費の節約ができる場合があることです。例えば屋根塗装では、家の形状によっては足場の仮設が必要になりますが、外壁塗装と同時に行うことで二割程度安くなります。
二番目は、家族構成や生活の変化に伴う間取り変更や増改築です。三十〜四十代では子ども部屋の整備、五十〜六十代では、独立した子供の家族が泊まりに来ることを想定した増改築が目立ちます。増築の場合、固定資産税の負担が増えることにご注意ください。
このほか、中古住宅購入後の全面改修や、最新機能を求めたリフォームも増えています。築年数が古い家は白アリの被害など、着工後に仕様変更が生じる場合があるため、当初の予定金額を若干上回ることを想定した方がいいでしょう。
今後のリフォームで特に考慮したいのがバリアフリー対策です。段差や建具、蛇口など、家の中には健康なときには気付かない障害がたくさんあります。元気なうちから段差解消、廊下の幅員拡張、水回りスペースの確保など、車いすの生活を想定して対策を考えていくことをお勧めします。
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